イラストを依頼するときに最低限必要な情報
イラストレーターさんとのやりとりをスムーズにして、イラストの完成度を高めるためには相手にしっかりと情報を伝え切ることが必要不可欠。
しかしできるだけ要望を伝えようと思ってもイラストの依頼に慣れていないと考え方の違いや情報伝達の漏れなどでほとんどの人が上手くいかないものです。
そこでこの記事ではイラスト依頼のやりとりのなかでお互いが考えることや伝えるべきポイントを詳しく紹介しながら、コピペで使えるイラスト依頼用の例文(テンプレ)も用意したのでぜひ活用してみてください!
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イラストの使い道をまず考えよう!
- ツイッターでお堅い専門的な内容を発信するのにアイコンがゆるふわな猫耳だったら?
- ママ向け情報サイトの執筆者が髭の生えたオジサンだったら?
- サッカーファンを増やしたいのにバットを持っていたら?
極端な例をあげましたがイラストの使い道やターゲットをしっかり考えてから依頼しないとイメージの共有ができずやりとりが難しくなってしまったり、せっかく描いてもらったのに効果がイマイチになってしまったり…
そうならないためにもイラストの使用目的・使用媒体・狙うターゲット層はしっかりと考えたうえでアイコン作成の依頼をしましょう!
イラストのサイズやフォーマットを伝えよう!
SNSのアイコンやヘッダーなどはそれぞれ適正なサイズがあり、サイズを指定しておかないと完成したアイコンが見切れてしまうなどトラブルになるので注意が必要。
画像の見切れなどイラストを描くクリエイター系のかたは気になるかたも多いので不完全な状態でイラストを使用するのは避けたほうがいいでしょう。
また基本的にはPNG形式で納品をしてくれるかたが多いようですが、ファイル形式にこだわりがある場合は依頼する前にしっかりと確認を取っておきましょう!
アイコンの画像サイズ例
- Twitter(ヘッダー):1500×500ピクセル
- Twitter(アイコン):400×400ピクセル
- Instagram(アイコン):320×320ピクセル
- Facebook(アイコン):170×170ピクセル(スマホ:128×128ピクセル)
二次利用の有無について確認しよう!
二次利用とは描いてもらったイラストを当初の目的以外に使用することです。
お金を出してイラストレーターさんに依頼して描いてもらっても、イラストの著作権は原則的にイラストレーターさんのものとなっているので、納品されたイラストを無断で加工したり依頼したときと異なる用途に使うことはNGです。(*著作権譲渡についてイラストレーターさんの主張はこちらの記事がわかりやすいです)
実際にあったできごとでSNSのアイコンとして納品されたイラストの一部を無断で切り取って、フリーイラストと合わせて新しいアイコンをYouTubeにアップしてトラブルになった事例もあります。
希望納期を伝えよう!
イラストレーターさんによって専業であったり、本業のあいまに作業をする方など様々なので納期は大きく異なるため事前に確認しましょう。
また当然のことですが相手も人間ですので体調不良や様々な事情で作業が難しい場合もありますので、イラストを依頼するときは必ずスケジュールと気持ちに余裕をもって依頼するようにしましょう。
予算と支払い方法について確認しよう!
イラストの依頼にはベース料金+オプション料金の合計が支払額になるので注意しましょう。
オプション料金についてはこちらが分かりやすく書かれているので参考に見てみてください。
基本的にはこのようにオプション料金についてサービス説明を書いているイラストレーターさんが多いですが、細かいポイントについては直接確認が必要になるのでイラストの希望を伝えたうえでまずは見積りを作ってもらいましょう!
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イラスト依頼中のやりとりは主にイメージのすり合わせ!
イラストを依頼するときのやりとりはおおまかに説明するとこのような感じ。
- イラストレーターさんに要望を伝える
- 要望をもとにラフ画を描いてもらい確認する
- ラフ画をもとに細かい修正点を伝える
- 修正がなくなったら清書をしてもらう
うまくイメージを擦り合わせて、よりよいイラストに仕上げてもらうためにはお互いが考えていることを認識することが重要なので細かく紹介していきます!
*ラフ画とはイラストの下書きのこと。ヒアリングをもとにラフ画を作成してイメージを共有していく。
イラスト作成のやりとりに「依頼者」がイメージするのは?
- SNSのアイコンに使いたい、ブログの吹き出しに使いたいなどの使用用途
- 性別やポーズなどのおおざっぱなイメージ
- あれこれ要望を伝えると迷惑かな
イラストを依頼する側は絵を描くシロウトなので正直「なにもイメージできていない」状態に近い。
イラストレーター側の視点になってみるとイラストを依頼するときのやりとりがスムーズになるのでみていきましょう。
イラストを依頼された絵師がやりとりの中で考えること
イラストレーター側は依頼者の言語化されたイメージをイラストに表さなければならないので、できるだけ具体的な情報を求めています。
- 髪型や髪色
- 表情や視線
- 服装や性格
- ポーズや持ち物
- 背景やイメージカラー
など作成するアイコン(イラスト)のイメージを掴むためにヒアリングで詳細を聞き出すことを主に考えています。
テンプレートを使うことでイラスト依頼時のやりとりをスムーズにする
イラストを作成するときのお互いのイメージをすり合わせるためにもイラスト依頼用のテンプレートを使ってできるだけもれのないように情報を伝えることでやりとりがスムーズになります!
ココナラの出品画面を見ると多くのイラストレーターさんが独自のテンプレートを用意してくれていますが、複数のイラストレーターさんのテンプレートをまとめたものを作りましたので次の章で紹介していきたいと思います。
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イラスト依頼のやりとりに使えるテンプレートと例文
ここまでのおさらいですが、イラストレーター側としてはイラストのイメージを具体的にしたいのでできるだけ詳細な情報が欲しいということ。
イラストを描かない人からすれば細かくイメージするのは難しいですし、細かく注文をつけるようで気が引けてしまう方もいるかと思います。
そこでお世話になっているイラストレーターさんと相談しながらイラストを依頼してもらうときに知っておきたい情報をまとめてテンプレートを作ったのでぜひ活用してみてください。
イラスト依頼のやりとりに使えるテンプレート
- 使用用途や目的
- 納期の希望
- 年齢や性別
- 服装や色
- 髪型や髪色
- 目の色や形(ネコ目やタレ目など)
- 表情やポーズ(持ち物など小物も)
- 性格希望あれば(明るい、元気、おとなしい等)
- 全身絵かバストアップ絵か
- 背景の描き込みやイメージカラー
- 背景透過の有無
- 希望のサイズやファイル形式
背景透過とは?
この画像が背景は無料で使える画像編集ツールのCanvaのもので、そこにイラストレーターさんに依頼して描いてもらったアイコンを貼り付けて使用しています。
このとき通常のアイコンだと背景も映ってしまうので画像を重ねたような不恰好な状態になってしまいますが、背景透過画像を使うとアイコンのみが反映されるのでキレイな画像を作ることができます。
*これも二次加工に含まれるのでイラストを使用するときは必ず事前にイラストレーターさんに確認しましょう!
イラスト依頼のテンプレートを使った例文
はじめまして。〇〇と申します。
◎◎さんのイラストを拝見し、ぜひイラストを依頼したいと思いご連絡させていただきました。
依頼の内容については以下の通りです。
- 使用用途や目的
- 納期の希望
- 年齢や性別
- 服装や色
- 髪型や髪色
- 目の色や形(ネコ目やタレ目など)
- 表情やポーズ(持ち物など小物も)
- 性格希望あれば(明るい、元気、おとなしい等)
- 全身絵かバストアップ絵か
- 背景の描き込みやイメージカラー
- 背景透過の有無
- 希望のサイズやファイル形式
まずは以上の内容でのお見積りをいただければ幸いです。
よろしくお願いします。
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絵師さんとのイラスト依頼のやりとりはこんな感じ!
さきほどのテンプレートをもとに「できるだけ詳しく」記入して絵師さんに提出しよう!
*依頼をするときは失礼のないようにマナーをもって接しましょう
絵師さんにテンプレートの送付(見積り)をお願いしたら、それに対して回答がもらえます。
主にテンプレートの詳細を聞かれたり、オプション料金の案内などが伝えられるのでイラストのイメージや金額の擦り合わせをしていきましょう!
さきほどのやりとりをもとにラフ画(下書き)を作成してもらいます。
*基本的にイラストの修正はこの段階まで!要望や細かいポイントはしっかり伝えておきましょう。
ラフ画での打ち合わせが完了したらいよいよ清書です。
清書後の修正は基本的にNG(微修正は可)といった方が多いので注意しましょう。
【番外編】イラスト依頼メールのポイント
初見の方や規模の小さい依頼では受け付けていないことも多いですが、絵師さんに直接SNSやHPから依頼メールを送るといった方法もあります。
*お互いトラブルを避けるために初回はココナラなどのサイトを通してと言われることがよくあります。
メールでの直接やりとりはビジネス的な要素が強いので【番外編】として依頼メールの書き方やポイントについて紹介していきます。
メールの件名に用件を入れる
知らないアドレスから送られてきた場合、セキュリティ面からもメールを開いてもらえない恐れや迷惑メールとして振り分けられてしまう恐れもあります。
受信したメールが「イラストの依頼」であると一目でわかるような簡潔な件名を入れて送信しましょう。
ビジネスマナーを意識して書く
当たり前のことですが、依頼メールをくだけた表現や軽い感じで送らないように注意しましょう。
相手の姿や表情が見えないからこそより礼儀正しく、相手に敬意を持って接する必要があります。
正しい日本語や丁寧な言葉遣いはどこにいっても必要になるので調べながらでもしっかりと書きましょう!
使用目的や用途について詳しく書く
絵師さんによってはイラストの商用利用を禁止していたり、二次加工を禁止している場合など様々です。
禁止事項に抵触してトラブルに発展しないようにイラストの使用目的や使用用途、必要な枚数や参考資料などできるだけ詳細を伝えましょう。
具体的にすることで絵師さんもイメージがつきやすく、対応がしやすくなるのでスムーズなやりとりのためにしっかり準備してから依頼しましょう。
最後に自分の所属や連絡先を書く
最後に自分の所属・名前・連絡先を記載しておきましょう。
マナー的にも名乗るのは当然のことですが、依頼者がちゃんとした人なのか?依頼を受けても問題がない相手なのかを知る判断材料にもなるのでしっかり書きましょう。
イラストをメールで依頼するときの例文
件名:イラスト依頼のご相談
初めまして。〇〇と申します。
△△で利用するイラストを絵師様(名前)にご相談させていただきたくご連絡致しました。
お忙しいところ恐縮ではございますがご検討の程宜しくお願い申し上げます。
【イラストの詳細】
使用目的:
イラストのサイズ:
ファイル形式:
予算:
支払い方法:
支払い予定日:
希望納期:
所属:
氏名:
電話番号:
メールアドレス: